投稿者: 野村あずさ

AZU通信68号「自伝5」

「見たこともない全く新しいもの」はそうそう生まれるものでもない。結局、いまの「創造」の多くは、膨大な情報とモノに囲まれながら過去のイメージを再解釈もしくは増幅させる行為なのかもしれません。

新しいシワシワ

適度に霧吹きをかけながら帽体にダメージを与えないように全体にシワを作り、そのシワを伸ばしてしまわないように木型に入れました。ピシッとアイロンがかかったシャツは素敵、そして洗いざらしのシャツの自然な感じも素敵。この帽子は後者をイメージしています。

帽体ジャブジャブ

最近はマカロンクロシェを如何に展開するかに腐心しており、そこにやりがいも感じてはいました。が、立体としての帽子を、制作過程でも完成しても最大限に堪能できる帽体はやはり魅力的な素材。改めてそう感じました。

じわっと活動始めています

マカロンクロシェはつばの幅広いパターンと芯地を加えた生地のハリで形を作るので、残念ながら劇的には軽くなりません。この帽子の特徴が時には縛りになりますが、大事にしたいところは守りながら変えられるところは柔軟に変えて、今の最善を尽くしていこうと思います。

AZU通信67号「自伝4」

四季がなくなれば、特にファッションは合理的機能的に済ませられるでしょう。しかし合理的機能的ばかりがいいのかどうか?帽子に機能性をことさら求める方にも伺いたい。便利が最上級の価値観なのでしょうか?

マカロンクロシェのお買い物

京都の帽子屋ポピンズではマカロンクロシェをインターネットショッピングでお取り扱いしています。代表みすみさんは帽子プロデューサー、1300人から集めたデータから帽子を選ぶための「みすみメソッド」を作り上げました。信頼おける彼女なので安心してお任せしています。

大人のワッチ風クロシェ(ワッチキャップ)

カジュアルな帽子のひとつ、ワッチキャップ。ニット素材、ジャージやフリース素材など手軽で扱いが簡単なのも魅力とはいえ、私のような年代が無造作に被ると「地味なオバサン」のようになるのが悩ましい。そこで綺麗に見えるワッチキャップを作ってみたらこうなりました。

はじまりの帽子

父の兄弟がスタジオ付きのカメラ屋さんをしていたので小さいころからスタジオで撮った写真がたくさんあります。父が帽子好きだったようで確かに小さい頃の私は帽子を被せられていました。帽子を被っているだけで「きちんと感」が出るのが不思議です。

やってきた木型

帽子を作っていることでそれまで他人だった方と声を交わし、おしゃべりをする。よくよく考えると非常に不思議なこと。もしかしたら。私はいろいろな場所に行くために、そこでいろいろな人に出合うために帽子を作っているのかもしれません。

仙台PARCO始まりました

仙台駅隣接の仙台PARCO本館1階でのイベントが始まりました。ユニセックスでアバンギャルドな雰囲気が持ち味のmamecoの帽子、カラーバリエーション豊かなバッグやストールのsecrecy。そしてギフトにも相応しいマカロンクロシェもサイズ揃えてお待ちしております。

リーフレット作成中

私と私の作る帽子を知っていただくためのリーフレットを作ることにしました。少しでも私のクリエイションに興味を持って下さったら、このリーフレットで更に話が広まれば嬉しく思います。アーティストの個展会場に、今までの作品ファイルが置いてあるような感じでしょうか。

フリーペーパー「ima’am」に掲載されました

練馬区光が丘エリアを中心に展開するフリーペーパー「ima’am(イマアム)」に掲載されました。客観的に自分がどう見られているかを感じる、良い経験になりました。制作を続けてきた上での何かひとつ区切りのような気持ちもいたします。紙媒体に載った自分を見て、まだまだ頑張れると思いました。