マカロンクロシェ®

マカロンクロシェ®
ひとつのシンプル たくさんのスタイル

置いてあると饅頭のようなヘンテコな形です。以前は「つばが蛇腹になる帽子」という、名前だか説明だかよくわからない名前で呼んでおりました。
しかし「饅頭帽子」「蛇腹帽子」ではお客さまのハートを掴むにはいまひとつですから、あれこれと考えた末に「マカロンクロシェ」と命名したのが4年前。以後、オリジナルの帽子としてご紹介を続けております。

マカロンクロシェの特徴はブリム(つば)。このつばがとてもユニークな動きをします。マカロンクロシェの一番得意な形は、片方を下げてのベレー風の被り方。簡単に形が作れてしかもとても雰囲気が出ますので、この帽子をお求めのお客さまの多くはこの被り方を楽しまれるようです。
全部をぐっと下げると深くなってクロシェ(フランス語で「釣鐘」の意味)のよう。日除けにもなりますし、耳まで隠れるので冬は暖かく被れます。
首を隠したい方は後ろをぐーっと下げましょう。また前をぐいっと出すとバイザー風。このつばは顔との距離が出るので、深く被っても眼鏡のフレームと干渉しないのが優秀なところ。しかもつばを上げればパイレーツ風や冠風、コスチュームのようなアレンジも可能です。

被った人がアレンジできてその人なりのセンスで完成させる、世界でひとつだけの帽子です。そして「難しそう、私には無理」と思われる方と、好奇心が勝って「面白そう、被ってみたい」と思われる方がスパッと分かれる帽子でもあります。
いまこれをお読みになっているあなたが後者であることを心から望んでいます。

マカロンクロシェ/ジャックオーランタン兄弟

マカロンクロシェは素材や色のバリエーションで驚くほど全く違う印象の帽子になります。ファッションや年齢を選ばないシーズンレスなデザイン。日常からご旅行まであらゆるシーンでお使いいただけるでしょう。

シンプルはそれ以上にもそれ以下にもならないような感じですが、実はとても豊かな展開が出来るデザインです。このマカロンクロシェのデザインのベースに、折り紙や風呂敷、着物といった極めて日本的な「折り畳む」文化に共通するエッセンスが流れていることを感じ取っていただければ光栄に思います。

帽子は人間が装いを始めたときから、形や目的を私たちの暮らしに柔軟に合わせながら今まで続いています。
かつては日本においても、男性も女性もこぞって帽子を被っている時代がありました。しかし今は街の冠帽率は1割という調査結果(東京帽子協会調べ)。
しかし現在において支持がここまで低いということは、良い提案が出来ていないから。帽子に携わるものとして、大いに反省しなければ。そんな壮大なことを考えながら今の暮らしに寄り添う帽子としてマカロンクロシェを提案いたします。

他にはないユニークでそれでいて素敵なマカロンクロシェ。
どうぞお試し下さいませ。

実用新案登録 第3223678号

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