としまえんの帽子のちょっと宣伝、もしかしたらNHK

としまえんに通って半世紀、あって当たり前のとしまえんの閉園は、私のみならずとしまえんで育った人たちにはかなりの衝撃、しかし形あるものに永遠はない。
それならば「私のとしまえん」を残しておこう。そこでこしらえたのが「としまえんの帽子」です。

としまえんの帽子を被ってとしまえん・1

帽子は被ってなんぼ、このとしまえんの帽子はとしまえんでお披露目してその目的を達成する。最初の構想のときからそう思っておりました。としまえんの帽子を被ってとしまえんのTシャツを着てとしまえんに行く。馬鹿馬鹿しいことを本気でやりました。

としまえんの帽子・完成

としまえんの帽子、私が作りたかったから作りました。お金も時間もかかります。
物好きと言われればそれまでです。
それでも自身の思いの強さのみでこういう馬鹿馬鹿しいことにいまだに熱中できる。そのことを私はとても幸せに思います。

としまえんの帽子・6

プールがほぼ完成したところでフライングパイレーツを取り付けます。印象的な巨大な柱は割り箸で作りました。全体のバランスからエルドラドは斜めに。帽子をより印象づけてエルドラドを囲むように灯りをつけ、としまえんの帽子がほぼ完成しました。

としまえんの帽子・5

水面を作るジオラマパーツに人形を入れるとぐっとプールらしくなってまいります。当初の材料が上手く使えず、ハイドロポリスを作りるのに探しついたのがストロー。曲がる部分を繋げてくねくねさせ、リポンの芯の台に設置しました。

としまえんの帽子・4

キャニスターの器の舞台に蓋の屋根を付けて、エルドラドのイメージが出来上がりました。これ自体はかなり強引に見立てることになりますが、あくまでパーツ。大事なのは帽子全体で「としまえん」を感じてもらうことです。

としまえんの帽子・3

としまえんのシンボル「カルーセル・エルドラド」。世界最古の美しいメリーゴーラウンドです。帽子にはもちろんこのエルドラドを付けたいと思いましたが全部は作り込めません。モチーフを絞り込んで、木馬でそのイメージを作ることにしました。

としまえんの帽子・2

プールあってのとしまえんの夏。ハイドロポリスを作ろうと思いました。ホースを半分に切って人形を置くと、人形の口から「キャー」「うわー」という声が聞こえてきそう。ホースが少々太すぎてハイドロポリスのようにぐにゃぐにゃと絡まらないのが難ですが…。

としまえんの帽子・1

我家の隣にあるとしまえんは2020年8月31日をもって閉園となります。たくさん楽しませてもらったとしまえん、最後に私から恩返しをしよう。私が出来ることといえば帽子を作ること。ということで、としまえんのジオラマ帽子を作ることにしました。

DHCカタログ9月号の表紙に登場しました

DHCカタログ9月号に登場いたしました。内面を写し取る、それがプロの仕事かと感嘆いたしました。私が自然な表情で笑顔になれるように、スタッフの方の心遣いとカメラマンのお声がけは流石でした。その場の雰囲気がそのまま表情に現れたのではないでしょうか。

流れる水のトーク・4

「良い!」と思っても一晩明けてみると改善策が見えたりすることがありますから、ピンで仮止めしてこのまましばらく置きました。これで良いのかを自身の冷静な目で問いかけるためです。
そして今の最善だと確信して、初めて仕上げにとりかかりました。

流れる水のトーク・3

このトークはお客さまからの完全オーダー。見せていただいたワンピースより帽子が地味過ぎず、そしてワンピースをお召しになったときにそれぞれが引き立て合うように。そう考えるとあまり過剰な飾りは相応しくないだろうとの結論に至りました。