マカロンクロシェのシワとハリが気になったら

シワとハリが気になったら…肌のことではありません。マカロンクロシェのつば部分です。パターンと生地(に仕込ませた芯地)のハリ。このふたつの理由だけで、マカロンクロシェのつばの形はいろいろに変わり楽しむことが出来ます。しかし所詮は「布」、使っているうちにハリが失われて元気がなくなってきます。そうなると形がピシッと決まらなくなってきたり、柔らかい生地だとつばが下がってくることもあるでしょう。
しかしご安心下さい。アイロンがあれば大丈夫。
私物のマカロンクロシェで実演します、ちなみにこれは麻 60%・ポリエステル 40%、ワッシャー加工がしてあるので細かいシワは生地特有のものです。

まずマカロンクロシェのつばを伸ばします。そうするとこのように平べったくなります。
そこをプレス(圧着)するように高温でアイロンをかけます。滑らせるよりも圧をかけた方が効果的。
アイロン台で充分ですが、大きい万十(まんじゅう)なども便利に使える道具です。またツイードのようなデリケートな生地、ウールなどは当て布をすれば安心でしょう。

そうやってプレスするだけでハリが戻り、シワも伸びます(肌のことではありません)。
それをまた折り曲げるだけで新品のようにマカロンクロシェが楽しめます…うーん、アイロンかける前と後が全くわからない写真なのですが、明らかにハリは戻っています。

お手持ちの帽子も時々つばにアイロンを軽くかけるだけですっきり綺麗になるはず(洗濯表示をご確認下さい)。顔まわりの帽子、それがヨレヨレしわしわクタクタしていたら顔もなんだか可哀想ですよね。
アイロンだけで綺麗に見えるならお安いものです。お出掛け前の支度の際には、靴を磨くように帽子のお手入れもお忘れなく。

野村あずさ

2件のフィードバック

  1. 初めて洗った麻の帽子も、そのように高温でプレスしましたが、あまり効果がありませんでした…かるーく滑らしてみたらピシッとなりました。生地によるのかな?

    しかし、アイロンは一時的な効果に感じましたので、洗ったあとに軽くひっぱる方が長持ちしました。何が違うんだろう?

    • ミキさま
      率直なお客さまのご意見をありがとうございました。
      生地やお使いのアイロン、腕力(!?)、いろいろな要因で差があるのかもしれません。
      今後お客さまのリサーチを増やしていけば、最適な方法が絞られるでしょう。
      いずれにしてもミキさまのように実際にお使いいただいている方の声は、私にとって非常に有難く大切なデータになります。これから更に精度の良いものを作り続け、お客さまにとっての満足を長く保つためにも、どうぞ忌憚ないご意見をお聞かせ下さいませ。

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