投稿者: 野村あずさ

葛布と絹のクロシェ

日本においての綿織物はかつては輸入されておりました。それもようやく14世紀中頃以降、大陸からの高級舶来品という扱い。気候の関係で綿の国内生産に成功したのは16世紀前後といわれています。 ではそれ以前は...

西武東戸塚店 「春の帽子コレクション」始まりました

「春の帽子コレクション」天気予報通り初日は雪でした。雪の休日、お客さまも多くはないだろう。その心づもりでいましたから、今日は如何に楽しく一日を過ごそうかと早朝の販売研修の時から考えていました。 確かに...

ゴブラン風マカロンクロシェ

ゴブラン風の春のマカロンクロシェ。ゴブランといっても一般的なイメージのタペストリー風のしっかりしたつづれ織りゴブラン生地とは違い、この生地は軽めでしなやか。華やかな雰囲気ではありますが、落ち着いた柔ら...

松坂屋ゴールド会に出展しました

いわゆる「お得意さま向け」の販売会です。招待のお客さまだけが入場される会場はハイブランドがズラリ。そしてなぜか私が帽子を並べています。なんとも場違いな感じがして仕方なく、むずむずと落ち着かない二日間を...

サマーツイードとシルクのコンビクロシェ

春先のテキスタイルはなかなか難しいものです。季節を感じさせる軽やかさや華やかさが欲しいと思っても気温は安定せず、三寒四温とはよくぞ言ったものと思わざるを得ません。気温の低い日はあまり薄っぺらい生地では...

ハンドワークの帽子・トークハット

トークハット(トーク帽)とは、頭にのせるようにかぶる浅い円筒形のつばの無い帽子の総称です。ハンドワークでつばの広い帽子を作ったので、同じくハンドワークのトークを2種。ひとつは浅く、本当に頭にのせる感じ...

ハンドワークの帽子・夏バージョン

寒い2月の東京で着々と春夏帽子を作っています。ちょっと早いかもしれませんが夏の帽体の制作も始めました。素材は「シゾール」と呼ばれる植物繊維。フィリピン原産マニラ麻の葉を裂いた繊維で作られるシゾールは、...

AZU通信60号「帽子を作ろう3」

もともと染織をしていたことに甘んじて繊維や染料の基礎知識を持っているつもりになっておりましたが、しばらく離れているうちにこちらの知識は錆び付き、新しい素材や染料などはどんどん出てきています。昔とった杵...

AZU通信59号「帽子を作ろう2」

帽子を作ろう系のサイトや本はたくさんありますから、別に今さら目新しく紹介することもありません。ひとついえるとすればこのコミュニティ紙は「帽子に興味がない人も見る」機会を私に作ってくれているということ。...

AZU通信58号「帽子を作ろう1」

鎌倉二階堂の古民家 カジュ・アート・スペース 発行のカジュ通信。年4回発行するコミュニティ紙の見開きに一発手書きで原稿を書き始めて既に14年余。私の制作活動の大前提を「帽子でコミュニケートしたい」と掲...

スナップボタンハット

スナップボタンハットの帽子が出来上がり、お披露目は帽子のショーになりました。控え室でこの帽子を見た師匠のアトリエの仲間の評判は、私の想像以上に良いものでした。意外にも。というのもこの帽子はコンセプトあ...

マカロンクロシェのショー@国立新美術館

2月3日に師匠・小林時代とその門下生の帽子を紹介する帽子のトークショーがありました。今回は途中で私のマカロンクロシェと新作の帽子を2点を私自身で紹介するコーナーを用意していただきました。催事とは異なる...