としまえんの帽子・6

プールがほぼ完成したところでフライングパイレーツを取り付けます。印象的な巨大な柱は割り箸で作りました。全体のバランスからエルドラドは斜めに。帽子をより印象づけてエルドラドを囲むように灯りをつけ、としまえんの帽子がほぼ完成しました。

としまえんの帽子・5

水面を作るジオラマパーツに人形を入れるとぐっとプールらしくなってまいります。当初の材料が上手く使えず、ハイドロポリスを作りるのに探しついたのがストロー。曲がる部分を繋げてくねくねさせ、リポンの芯の台に設置しました。

としまえんの帽子・4

キャニスターの器の舞台に蓋の屋根を付けて、エルドラドのイメージが出来上がりました。これ自体はかなり強引に見立てることになりますが、あくまでパーツ。大事なのは帽子全体で「としまえん」を感じてもらうことです。

としまえんの帽子・3

としまえんのシンボル「カルーセル・エルドラド」。世界最古の美しいメリーゴーラウンドです。帽子にはもちろんこのエルドラドを付けたいと思いましたが全部は作り込めません。モチーフを絞り込んで、木馬でそのイメージを作ることにしました。

としまえんの帽子・2

プールあってのとしまえんの夏。ハイドロポリスを作ろうと思いました。ホースを半分に切って人形を置くと、人形の口から「キャー」「うわー」という声が聞こえてきそう。ホースが少々太すぎてハイドロポリスのようにぐにゃぐにゃと絡まらないのが難ですが…。

としまえんの帽子・1

我家の隣にあるとしまえんは2020年8月31日をもって閉園となります。たくさん楽しませてもらったとしまえん、最後に私から恩返しをしよう。私が出来ることといえば帽子を作ること。ということで、としまえんのジオラマ帽子を作ることにしました。

DHCカタログ9月号の表紙に登場しました

DHCカタログ9月号に登場いたしました。内面を写し取る、それがプロの仕事かと感嘆いたしました。私が自然な表情で笑顔になれるように、スタッフの方の心遣いとカメラマンのお声がけは流石でした。その場の雰囲気がそのまま表情に現れたのではないでしょうか。

流れる水のトーク・4

「良い!」と思っても一晩明けてみると改善策が見えたりすることがありますから、ピンで仮止めしてこのまましばらく置きました。これで良いのかを自身の冷静な目で問いかけるためです。
そして今の最善だと確信して、初めて仕上げにとりかかりました。

流れる水のトーク・3

このトークはお客さまからの完全オーダー。見せていただいたワンピースより帽子が地味過ぎず、そしてワンピースをお召しになったときにそれぞれが引き立て合うように。そう考えるとあまり過剰な飾りは相応しくないだろうとの結論に至りました。

流れる水のトーク・2

シゾールのトーク帽、まずはオーガンジーを一枚上に被せました。続いてお饅頭のようなフォルムをエレガントに変身させるため、サイドにぐるりとオーガンジーを巻きました。トップに被せたオーガンジーでシゾールの編...

流れる水のトーク・1

高貴でクラシカルなイメージが魅力のトーク帽。今回は軽く仕上げるために夏の帽体シゾールで、まずベースの形を作りました。縁は三つ折りにしています。被りは少し浅めですが、この三つ折りがクッションになってフィット感が高まります。

まだらの日焼け

私のこの帽子は、洗えないし、たためないし、UVカットも望めない。それなのにお客さまはお求め下さった。私の美意識に、そしてそれをご自身が体験されること(=この帽子を被るということ)に対価を出されたのかもしれないと、そんな風にも考えています。