マカロンクロシェ 2018 autumnトップハット風

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春夏シーズンに「たったひとつ」作ったトップハット風マカロンクロシェ。そのお客さまからオーダーをいただき二つ目のトップハット風を作りました。そのお客さまがとりわけアレンジ上手ということを差し引いても、なかなか面白い帽子だったと思いました。そこでもう一度お客さまの反応を伺おうとシャギーのウールを使って秋冬用のトップハット風マカロンクロシェをふたつこしらえました。

ブリム(つば)のみならず頭部分(クラウン)までも自分自身で形作って被る帽子です。面倒だと言えばこれ以上面倒な帽子はないかもしれません。出来上がった帽子をそのまま頭に載せて「完成!」のほうが手間がない。
しかし「あれ?」と思わせ、それがマカロンクロシェに興味を持っていただくきっかけになれば。それだけでも成功だと腹をくくり帯広藤丸と新宿小田急でそれぞれ並べました。

ただ試着することがあった時に形がずるずると崩れたらそれは面白いというより不親切でしょう。こういう時に便利なのはハットピン。てっぺんを留めればアクセントにもなります。そうして2店舗でご紹介したトップハット風マカロンクロシェ。作った本人は一番その帽子を知っているようで実はわかっていないのかもしれません。この帽子が想像以上に人目を惹いたのには少々意外な驚きを感じました。嬉しいことであるのはもちろんです。
しかも早い段階で両方ともお求めいただいたのです。加えて言えばひとつは某帽子メーカーの販売の方が買って下さいました。毎日毎日帽子のみならず良い商品をご覧になっている方からの「素敵ですね」との言葉だけでも光栄なのに。本当に有難いことでした。

私が美大出身だからの思考かもしれません。それが作品であっても商品であっても、作り手の「これって素敵だと思いませんか?」という投げ掛けに対しての共感が、例えば帽子の催事であったら売買という行為になるのだと考えています。
問題提起や社会への反論などを問いかける非常に難解な現代美術でも、(共感にせよ反発にせよ)観客がそれに感心を持った時点で作家は手応えを感じるでしょう。そう、われわれの一番敵は「無関心」。

興味を持って下さる方が必ずしもお求め下さるとは限りません。懐事情や諸々ありますのでそれは当然です。しかしそれでも私のなにかしらに共感してもらえた、それを励みにこれからも手の中に収まるほどの帽子を作ってまいります。

2018年11月7日(水)〜13日(火)
「秋冬帽子コレクション
小田急新宿店 3階 服飾雑貨売場 エスカレーター前
ユニセックスかつロックなテイストも感じさせる帽子ブランドmamecoとの二人展
おやつの時間あたりに交代して常時どちらかが在店しております

2018年11月24日(土)〜25日(日)
「石田倉庫 アートな二日間」
立川 石田倉庫

2018年11月28日(木)〜12月5日(水)
「野村あずさ 冬の帽子コレクション
東急渋谷本店 1階 フェンディ前 特設会場

cheera

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