松坂屋静岡店のハロウィンの帽子・その3
黒い「キャペ型」も木型に入れます。この黒いキャペに簡単に下書きをしたら小さいハサミでちょきちょき。
1周ぐるりと切りぬいたらこんな感じになりました。切った裏側(帽子の中側)がムラ雲のように見えるのは「両面接着芯」を貼ってあるからです。次の過程を考え、接着芯があったほうが作業しやすいと判断して仕込みました。
今回の帽子を作るにあたり、如何にも仮装のようなものにするか、帽子というオーソドックスな形をベースにするかかなり悩みました。悩んだら気分転換です。街に出て早々と売られているハロウィングッズを偵察。想像以上にいろんなグッズがあるのに驚きました。バックボーンのない日本でこんなに盛り上がっている不思議を感じつつ、結構楽しめた偵察でした。
私が作る以上「他に売っている帽子、ありそうな帽子」では意味がない。
しかも松坂屋静岡店の企画趣旨のひとつが「私の帽子イベントに誘導できるようにしたい」…となれば、やはりここは帽子作家としてのデザインを生かしたものにするのがベスト。この先もまだまだ仕掛け満載で制作は続きます。