石田倉庫「アートな2日間 ごえんにち」が終わりました

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立川 石田倉庫にての「アートな2日間 ごえんにち」が終わりました。
No.5の1階、アーティーズを入ったところ。立派な棚や広い壁面を「自由に使って!」と用意され、楽しく帽子を並べることが出来たと思います。
挑戦的なPOPに触発されたのかどうか、想像以上に多くのお客さまに試着頂けたのは嬉しいことでした。また「一昨年昨年と見ていたのですが、今年は帽子を買うつもりで来ました」というお客さまも。有難いことでした。
ただ並べているだけだった(だろう)初回から5年。お陰さまで少しは認知されるようになったようです。しつこく出し続けた甲斐があったとしみじみ。
こうやって毎年いらっしゃるお客さまの多いイベントですので、来年も楽しんでいただけるようにしなければなりません。同じ帽子を並べて「あら、毎年同じ」「相変わらずね」とガッカリされることのないようにと、気を引き締めた次第です。
ステージのアーティストトークに招かれしゃべりまくったり、他のアトリエを覗いたり。「作家魂」をビンビンに刺激された2日間になりました。

今年の試みは「石田倉庫」で「石田倉庫帽子」を被るということ。身内に見せた時は確かに大ウケしました。しかし内輪で喜んでいる場合ではありません、目的はお客さまに「あの帽子、なに!?」と注目してもらうこと。果たしてイベントが始まると…「わ、すごい!」「見せて下さい〜」「写真撮ってもいいですか?」「来た時にすぐ気が付いて、遠くから見てたんですよ」
もしくは無言でずっと帽子を目で追っていた年配の男性もいたり。よほど珍妙に見えたのでしょうか。 興味を示して声をかけて下さる方には「倉庫なんですよ、倉庫」と
言いながら間近で見てもらうとますます面白がります。 「被ってもいいですか?」「写真もどうぞ」と言うと遠慮なく撮影される方も何人もいらっしゃいました。 お客さまが喜んだのは帽子のモチーフがこの場所だったからという理由もあるでしょう。それでもこんなに帽子が注目されて面白がって楽しんでもらえるとは何という快感。作って良かった!

img_2320今回について言えば石田倉庫帽子に興味を示したお客さまが帽子を購入したわけではありません。材料費と時間はたっぷりかかるけど、しかしお金にはならない。物好きと言われればそれまでです。おそらく春の鎌倉のイベントのように、ここは帽子を売るというよりは帽子を知ってもらいたい・少しでも興味をもってもらいたい。そして帽子が単なる日常の機能品としてではない、面白いものだと気が付いてもらいたい…帽子をめぐる宣伝活動という位置づけになるかと。 商品としての帽子を提供するのは手応えのあるやりがいのある仕事です。加えて「わ!」「なに!?」と「帽子」で感動(というと大きくなり過ぎですが)や驚きを与えたい。そんな作り手になりたいと思った今回のイベントになりました。

野村あずさ

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