JR京都伊勢丹でのイベント、終了致しました

IMG_9727毎日 ゲストハウスと京都駅の往復、そして子供のことがあり最終日撤収してそのまま夜行バスで帰宅。あっという間の1週間でした。いろいろなお客さまと出会いました。京都在住の方はもちろん、滋賀から、三重から、名古屋から。そして海外のお客さま。
通路に面した小さいテーブル。ここは野村さんのプロモーションだと思って使って下さい、とのご提案があったので華やかなショーの帽子を置きました。後半は「帽子の額縁効果」のパネルも置いて、確かに大勢の方が足を止めて見て下さったように思います。
 

IMG_0140こんな出来事がありました。
お仲間と通りかかったオーストラリアの男性。一度は通り過ぎたのですがお戻りになり、このテーブルにある白いショーの帽子に一目惚れ。自分の頭に載せて大満足。「妻に買って帰りたい」と即決されてご購入。休憩中で席を外していた私が連絡をもらって大急ぎで戻ったのもこのタイミング。
「私がデザイナーです」とご挨拶したら大喜びされ、握手にハグ。帽子のスペースの前で一緒に写真も撮りました。
ところがどういう訳かこんな時に限ってお客さまのクレジットカードが使えないことが判明。そしてこの帽子、今回最多販売価格の軽く3倍以上の高額商品。彼のお財布にそんな日本円はありません。レジのスタッフに事情を説明されると申し訳なさそうに「Sorry、sorry…」と言いながらお帰りになりました。
あまりの急展開にこちらもなんだか気が抜けてしまいましたが、気を取り直して、さぁ!という時に目の前のエスカレーターを駆け上がってきたのが先ほどの男性。
「忘れ物ですか?」と訪ねると、財布の中の日本円を見せて「Flight time is near!Quick、quick!」帽子を買うためになんと銀行で日本円を調達してきて下さったのです!
フロアのスタッフが数名がかりで大急ぎでお包みお会計をする光景を「Oh、many stuff!」とまたまたご機嫌に写真に収め、帽子の箱を片手に何度も手を振ってお帰りになりました。

実は今朝ほども、名古屋から京都に来ていた際に私の帽子をお求めになったお客さまからわざわざ電話をいただき「これこれこんな服を着てあの帽子を被って栄に遊びにいったら皆に誉められたんですよ、また帽子を見せて下さいね」

溢れるほどの商品の中から私の帽子を選んで下さったおひとりおひとりが、大切なお客さまです。
加えてこの京都催事は私にとっての初出張でもあり、他にも思い出深いエピソード溢れる京都イベントになりました。これからの制作のヒントや励みをたくさん戴きました。
みなさま、どうもありがとうございました。

野村あずさ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする