帯広 藤丸百貨店での催事が始まります
帽子作家で帽子セレクターでもある知人の企画で、帯広は藤丸百貨店での催事に参加します。たぶん私の帽子が見られる国内最北。
ともすれば夏のような日もある東京の私達に彼女は言いました…「皆さん、10月初旬でももう十分寒いです、商品自体はがっつり冬物で大丈夫」ということで私が送った帽子のひとつがこれ。シャギーの入った上質のウールでふんわりとしたシルエットを作ったクロシェです。ずいぶん前に作ったパターンですがサイドクラウンの仕立てにちょっとしたコツが必用で、それをつい面倒に思ってしまいしばらくご無沙汰でした。
「久しぶりに見ると可愛いではないか!」とこの帽子に意気揚々取りかかったは良いものの、しばらく作っていなかったのですっかりそのコツを忘れてしまって四苦八苦…最初の1点目は「何だっけ?」という手探りのような感じでしたが、もう大丈夫! いかにも「ずっと作り続けていました」風の見事な手さばきで、あっという間に(?)青系と黒系を加
えた3色が出来上がりました。
実のところ帽子は無地の方が被りやすいだろうことは重々承知。柄物は「着るものを選ぶから…」と敬遠される方も多い。
でもその帽子を被っただけで今まで似合わないと思っていた洋服が、全く違うようにコーディネイトされることもあります。見てるだけではわかりません、どうぞ試しにお被りになって下さい。新しい発見があるはずです。