投稿者: 野村あずさ

チョコ次郎の帽子・2

チョコ次郎の帽子。最初のイメージはワッチキャップのようなニット帽のような、頭の部分だけで完成させるものでした。しかしキャラクターを眺めているうちに、お菓子をサクサク美味しそうに食べる「手」があったほうがそれっぽい。その方が面白いですしね!

チョコ次郎の帽子・1

お菓子のキャラクター・チョコ次郎好きの知人。彼がチョコ次郎への愛を切々と語るのに、私も大真面目にくだらないことを考えるのが大好きなものですから、果てには「チョコ次郎フェス」まで夢が広がったところで「まずは帽子」ということになりました。

ワッシャーハット・ブルー

出掛ける場所もないし、そもそも「家にいよう」のご時世、こんなときに綺麗な帽子は必要ない。でもこんなときだからこそ綺麗なものを作りたい。そして我侭にもそれを実行できるのは個人作家の有難さです。夏をイメージさせる落ち着いた色合いでまとめました。

素敵なシワシワ

シワがついたら伸ばしきらないように木型に入れて形を整えます。この時に伸ばし切ってしまったりシワの出方が気に入らないと、シワ作りを二度三度とやり直すことも。今回このブルーの帽体はとても愛らしい魅力的なシワができて、とても気に入りました。

ワッシャーハットの仕込み

帽体にシワシワを作るのはかなり無造作で荒っぽく見えますが、これでも帽体が割れたり破れたり裂けたりしないのは下処理をしっかりしているからこそ。このときに綺麗にくしゃくしゃにした方が、あとで素敵なシワができるようです。

裏地は綿のシーチングを使っています

どんなに機能性の高い新素材が出てきても、タオルやハンカチはやはり「綿」。 それだけ人に優しく親和性のある繊維だということです。 帽子の裏地は髪に直接触れるものですから、なるべく優しい素材を使いたい。綿は摩擦係数が少なく、吸湿性・通気性も良い天然素材です。

「30th マルシェ・ド・シャポー」東京展示会

文字通り切磋琢磨し合った帽子作家仲間。あれこれ語り合い、あっという間の一日でした。マルシェがなければ、いい加減で独りよがりな帽子作りになっていたでしょう。帽子でお金をいただけるようになったのも、このマルシェのおかげでした。

そごう横浜店で「春夏帽子コレクション」始まっています

私の帽子が必要品実用品ではないアイテムである以上、提案すべきは新鮮な喜び。「素敵ね」「可愛いね」と思っていただけるかどうか。お客さまにお求めいただくのは「帽子」ではなく帽子を被ったときの「素敵なわくわく」だと、そこは大事にしていきたいと固く信じております。

マカロンクロシェをもっと詳しく

店頭で興味を持たれた方には、そして私の話に耳を傾けて下さる方には丁寧にご説明いたします。しかし中にはご自身で手早くお決めになる方やお急ぎの方もいらっしゃいますし、プレゼント用であればお被りになる贈る相...

ワッシャーハット・グリーン

グリーンの帽体にパープルの花。いままで作ったことのない色合いの帽子ですがとても気に入っています。まだまだ良いニュースは耳に入ってきませんが、そんなときにでも綺麗なものが作れるのは作り手の特権。綺麗なもので心の免疫力がアップしますように。

ハットクリエイター作品集

マルシェ・ド・シャポー参加メンバー、有志42名のハットクリエイター作品集「hat creators」を出版いたしました。前々から話があったのを昨春に実現に向けて動きだし、この2月に出来上がった帽子だらけの作品集です(当たり前)。

ワッシャーハット・ナチュラル

大きい花をつけてナチュラルにゴージャスに。エッジは切りっぱなしにして、だんだんほつれてくるだろうその景色はいずれシナマイと良い感じに響き合うことでしょう。このご時世だからこそ綺麗な帽子を作らないと。美しいものは人を幸せにすると信じています。