としまえんの帽子・完成
としまえんの帽子、我ながら面白いものになりました。特にプールは良くできたと自画自賛。
使用に耐えうるように作ったつもりでもこれだけのパーツがどっさり載って、バランスは必ずしも良いとはいえないし重さもある。毎回被るたびにどこかが取れるものですから、修復しながら被るというガウディのサグラダ・ファミリア状態でした。
としまえんの帽子を作ってもとしまえんから謝礼が出るわけではありません。一銭にもなりません。私の普段の商売の宣伝になるわけでもない。
逆に商品よりも遥かに時間がかかり制作費も桁違い。自分の時間やお金を投資しても頑張ったことが報われる保障もない。そもそも報われるとか、役に立つとか、そういうことを目的にしたわけでもない。
私が作りたかったから作った、それだけです。
物好きと言われればそれまで。
それでも自身の思いの強さのみでこういう馬鹿馬鹿しいことにいまだに熱中できる。そのことを私はとても幸せに思います。