ペーパーとリネンのコンビハット

鎌倉小町通りを入った住宅街の中の北欧アンティークショップ。小道に面した大きいガラス窓から見える魅力的なアンティークの品々は女性オーナーが直接買い付けてきたもの。そのお店の奥には実はサロンのようなギャラリースペースがあります。
長男妊娠中のまさに臨月の時に初めて出品して以来、ギャラリーミンネさんとは12年のお付き合いになりました。この春もお声をかけていただき、本当に有難いことです。
初夏の鎌倉。お店の雰囲気に合わせ、今シーズンはペーパーとリネンのシンプルでカジュアルな帽子をご用意しました。

ペーパー?
そう、「紙」。といっても、これは植物の繊維をを加工して麦わらのような触感の素材にしたものです。
生地状のものを縫製したり、細いテープ状のものをぐるぐる縫って麦わら帽子のようにしたり。ここ数年は非常に馴染みのある素材になりました。
天然素材よりも安価、長期使用しても生地の表面が毛羽立たない、割れにくい…等のメリットがあります。ただメリットがあるということはデメリットもあるわけで、天然素材に比べ重く通気性が悪い、摩擦や熱に弱く、湿気や水分には特に弱い。風合いは天然素材に断然軍配が上がります。つまりペーパーは天然素材のフェイクだと思っていただいてよろしいかと。

それらを念頭においてお選びいただければ夏を気軽に楽しめる素材です。鎌倉散策の際にはどうぞお立ち寄り下さいませ。サバサバした女性オーナーの話もお楽しみいただけるでしょう。

2018年4月23日(月)〜28日(土)
「2018春夏の装い&帽子展」
鎌倉雪ノ下 ギャラリーミンネ
帽子のみの出品です

野村あずさ

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