松坂屋静岡店のハロウィンの帽子・その6

帽体はブリム(つば)部分を始末します。木型に沿って綺麗に始末するのがオーソドックスな方法ですが、最近は切りっぱなしも見かけます。「切りっぱなし」というと少々乱暴に聞こえますね、失礼。帽体はいわゆる「フェルト」、ほつれたりしませんのでそれも有り。エッジの厚みがでないのでシンプルな軽さを生かした始末の方法です。
ハロウィンの帽子のエッジも最初は丁寧にくるんで始末しようと思いました。が、せっかく遊び心のある帽子なのですから行儀よくするのは止めて、うねうねにカット。そしてそのエッジをぐるぐる繋げてカットして、写真のように長い紐状の飾りも付けました。ほつれないフェルトの特性を生かした遊びです。
この紐は頭まわりに巻き付けるつもり。東京での準備はここまで、最後の仕上げとカスタマイズは静岡に入ってからのお楽しみ。(なにしろ商品も作らないといけませんから!)

野村あずさ

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