また・舞台の帽子
舞台の婦人帽が出来上がりました。イメージワード「明治維新、鹿鳴館、舞踏会、貴婦人」のように仕上げたつもり。
実はこれ、一人二役で男性がお被りになります。頭のサイズは57センチと大きくはないのですが、身長肩幅はやはりそれなりのサイズ。彼が被っても帽子が貧弱にならないように、そしてボリュームを出しても重くならないようにとあれこれと試行錯誤した結果。
舞台とはなんと創作日本舞踊!左右に飾りがあるのが過剰かと思われるかもしれません。しかし舞踊家の彼が言うには「踊りの場合、正面を向いて踊ることが少なく左右の側面を向くことが多い。お客様から見てどの位置から見ても、左右がそれぞれ綺麗に見えると印象が異なっていいかもしれない」とのこと。なるほど、そしてこのようになった次第。紋付でこの帽子を被って踊るのです、見てみたい!!!
演出で芝居途中で着脱するとのことですから、実際に被って練習して慣れていただかないといけません、もうひとつの帽子が仕上がったら早く札幌にお送りしなければ。