「藍染 玉木万立子×帽子 野村あずさ」始まりました
徳島駅から高徳線で1時間。穴吹駅から約5キロ。車がないと行けない場所、そこに器ギャラリー&カフェ 萩の庵があります。昨年に続き2回目の、藍染めとの展示会が始まりました。
会期が長いので私は搬入、初日、二日目のみの滞在。先週からの長雨に加え台風と、滞在中はずっと雨でした。そして寒い。それでも大勢のお客さまがいらして下さったことに心から感謝致します。
女性オーナーの自宅を改装したサロンのようなギャラリーです。そこかしこの調度品はオーナーの美意識で集められたもの。船箪笥、チェスト、アンティークの時計、椅子、オブジェ…これらも実際に購入することが出来ます。わざわざいらっしゃったお客さまは時間をかけてこの場所を楽しまれています。作品はもちろん、お連れさまだけでなく居合わせたお客さまどうしでのおしゃべり、豆から挽いた淹れたてのコーヒーとお菓子。贅沢な時間が流れます。
「こんなに帽子がたくさんあるのは初めて見た」とおっしゃる方。マカロンクロシェの被り方を見せると集まったお客さまが「あらぁ!」、そして面白がって試される方。
いつもとは異なる雰囲気で私の帽子を紹介出来たのも、ひとえにご縁。
8年前に私が徳島の大学で社会人講座講師をしていた時の生徒さんがこの美馬町在住。「地元に素敵なギャラリーがあるんです、是非先生に来ていただきたい」と萩の庵さんに紹介して下さったのです。そして穏やかで気さくなオーナーに声をかけていただき、この展示会の運びとなりました。その生徒さん(といっても立派なご婦人です)も私のいる三日間ともいらしてくださいました。
会期はまだ続きます。どうぞたくさんのお客さまが帽子を楽しんで下さいますように。
2017年10月20日(金)〜11月5日(日)
「藍染 玉木万立子×帽子 野村あずさ」
徳島 萩の庵