「東京キモノショー」に帽子が並びます

着物をこんなにエンターテイメントに紹介してるとは知りませんでした、東京キモノショー。自身が着物を着ないので遠い世界だと思っていたのに、どういうわけか帽子を出品することになりました。
正確に言いますと、私が帽子制作のお手伝いをしているシルクブランドさんが出展、今回は私の作った帽子メインに並べるとのこと。え?着物に帽子ですか?
…最初は少々戸惑ったのですが、キモノショーテーマビジュアルにはちゃんと帽子が描いてある。実際に着物と帽子をコーディネートして楽しんでいる人もいるし、大正時代は和装×洋服だった。着物と帽子でビックリしている方が頭が固かったか。

あんぱんとか抹茶アイスとかカレーうどんとかたらこスパゲッティとか。
今さら私が言わなくてもだけど、私達はいま持っている文化と異なるものをつじつまを合わせて吸収してまとめあげ、新しいコトモノをつくって淘汰しての繰り返しでいろんなスタイルを生み出しています。そしてそんなこんなで生まれたコトモノも違和感を感じる以上に楽しんだり快適だったりするのでいつのまにか暮らしのスタンダード。

帽子をもっとたくさんの人に被ってもらいたい…と常々考えてはいるんだけど、捗々しい成果もなくもどかしい気持ちを抱えるばかり。でも日々の暮らしの中に私が気が付いていないコトモノが絶対あって、そこにヒントがあるに違いない。何処に何がある???探し当てたい!
そしてそれを見つけたとして、新しい帽子の提案を「いま」したとする。最初は「えー?」と驚かれても、ゆっくり受け入れられてそんな帽子の提案が「いつか」日常になれば嬉しいなぁ。
たぶん世の中に新鮮な提案が出来る人はそこの視点が非常にクリアで、なおかつ人が気が付かないようなところを敏感に感じ取ることが出来ているんだろう。
何か気付きがありますように、私も東京キモノショーを覗いてまいります。

東京キモノショー2017
2017年4月29日(土)~5月7日(日)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
日本橋三井ホール ( COREDO室町1  5階    エントランスは4階)
入場券 一般1,000円(高校生以下無料)

野村あずさ

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