続・カジュ祭の帽子
カジュ祭の帽子制作中。
帽子の構造として弱くなるのはやむを得ないものの、やはり古民家である以上は縁側が欲しい。壁面を切ってそれを前に倒し、竹箸を支えにして縁側(のようなもの)の出来上がり。ここには織物教室をイメージしたモチーフを置く予定です。
師匠に「もうひとつ作りなさい」と言われたときは「イベントと関係ない人が見ても面白いのかな」と半信半疑でした。しかしあれこれ考え、「帽子でこういう表現も出来る」ということを「イベントとは何の関係もないお客さま」に見ていただく良い機会になるだろうと思い直しました。
共通時間や経験を共有している前提があるので、「イベントをイメージした帽子」をそのイベント会場にいる人達に喜んでもらうことは難しくはないでしょう。では知らない人がわからないのは仕方ないのか?となると、それではただの自己満足。
共通認識がなくとも、それを乗り越えて理解してもらうためにどうしたらいいのか。石田倉庫やカジュ・アート・スペースを知らなくても「えー、この帽子、面白い!」と思ってもらえるために、どんな働きかけをしたらいいのか。
壮大な問いを抱えながら、今日も小さいパーツをくっつけています。