(ブランドとしての)Azusa Nomuraについて
Azusa Nomuraは、全くのひとりで帽子を制作販売している小さい小さい帽子屋です。
ここに至るまでの簡単な経緯をご紹介いたします。
自身、大学・大学院で染織を学び布に対する知識理解を深めまずは染織で表現活動を始めました。帽子好きだったので「自分で作った帽子を被りたい」と、独学で帽子制作もスタート。
その後 婦人帽子制作の第一人者のひとりでもあるオートモード 小林時代(ときよ)氏に師事する機会を得て現在に至ります。(小林は2020年92歳で現役デザイナーを引退しました)
帽子を作り始めた頃は「オリエンタル、エスニック、フォークロア」に強く傾倒しており、ヒンズー語で「被り物」を表す「chira」にちなんで「CHeeRA(チーラ)」というブランド名にしました。
しかし最初は「帽子が好きで帽子を作るのが楽しい、上手に出来た帽子を誰か被ってくれないかしら?」との気持ちが先走り、ずいぶん身勝手な帽子をたくさんとこしらえたものだと恥ずかしく思います。
そして作る帽子も私自身も、最初に比べてだんだんと変わってきます。
「作り手優先」だった我侭な活動が「大人の女性ならではの美しさをイージーエレガンスな帽子で提案する」という方向に舵を切った2015年、その秋にCheeraは大人っぽくリニューアルをいたしました。
それから8年。
かなり前から自身と名前がしっくりせず、エスニックな意味を持つcheeraに対してやんわりとした受け付けない感を持つようになっていました。
2023年、新しく織りネームを作るにあたり「今の自分が居心地悪いブランド名なんて要らないや」と自分の名前だけに。そもそものCHeeRAを考えてくれたデザイナーさんには申し訳なく思います。が、正直なところ自分自身の気分はすっきりしました。
良い帽子であれば簡単に時代遅れにはならないはず。
シーズン毎の消耗品ではない、長く愛してもらえるような帽子をお届けしたいと思っております。
素敵なお帽子ですね〜
此れからの関西での 催しは、何時頃 開催されますか
お伺い致します。
谷田さま
まだまだ未熟ではありますが、これからもみなさんに喜んでいただける帽子を作っていければと思っております。
この秋冬の関西はあいにく予定がございません。
もしかすると奇跡的に入る可能性もありますので、その際はもちろん「これからのイベント」でお知らせ致します。
よろしくお願い致します。
野村あずさ