布のままの帽子・1

かつて染織をしていた頃の布がたくさんあって、それを使って帽子を作ってみようと思い立ちました。
あれこれ引っ張り出して頭に当ててみて、その中から選んだのは注染(ちゅうせん)という技法で染めた布。
かつて自伝マンガで描いた自伝マンガで描いた「背景を染めたら模様が見える」試みで初めて成功した懐かしの布でもあります。
帽子のデザインは頭の中で色々描いていました。が、布を手に取った瞬間に切り刻んでは布の面白さを殺してしまう!と思い直し、パターンに裁断しない帽子に変更。

つばだけは別布で裁断して作ります。縫製しない布だけのクラウンは生地の薄さが強調されるので、バランス合わせて軽さを感じるペーパー素材にしました。
いきなり溢れる真夏の帽子感!
当初は夏の帽子のつもりではなかったけれど、自然な成り行きとして受け入れます。

四角い布をつばに縫い付けただけ。
そのまま置いてあると農作業の帽子のようにも見えなくもありません。
この布をぐるぐる巻いたり、結んだりして形を作ります。
面白いけど被りにくそうな帽子になりました。

野村あずさ

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