マスク時代の帽子の被り方

ひとつ前のブログでご紹介したベレー風クロシェを例に、マスクの有りなしでの帽子の印象を検証してみます。
まずこの帽子。アシンメトリーのベレーにつばがついたようなデザインですので、そのまま被っても少し傾いたような形になります。
マスクなしで被った場合の真っ直ぐ被りと思いきった斜め被り。
どの帽子でも、真っ直ぐ被りより斜め被りの方が、帽子を被りこなしている感じが出ます。お洒落上級者のような雰囲気になりますね。

次にマスクをしてみます。
マスクをすることで目の下に横のラインが現れます。
帽子を真っ直ぐに被るとマスクと帽子のつばで平行線が作られ、口元が隠れていることも合わせてマスクがない時よりもさらに落ち着いた印象になります。
次に斜め被り。こちらはマスクのラインと帽子のつばのラインで三角の線が視界で強調されます。
デザインにおいても三角形は常に動きと方向に関連したダイナミックな形と位置づけられますので、三角の形で縁取られる顔は躍動感が演出されます。
しかも額の部分の面積が広くなると、顔が明るく見えるのがよくわかります。これはマスクなしのときよりも顕著です。

外出するときはマスクをするのが大前提の今日この頃。
マスクなしで出掛ける支度をしていると思いますが、家を出た時はマスク。マスクをしての外出支度、マスクをしても帽子の被り方もこれから必要になってくるでしょう。

2021年4月1日(木)〜10日(土)
「おしゃれドロ帽」
PARCO吉祥寺店 1階 公園通り TURN the TABLE (ターン・ザ・テーブル)
帽子作家mamecoさんとのジョイントになります。
時間は決まり次第お知らせにアップいたします

野村あずさ

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